夢をかなえる勉強法 

夢をかなえる勉強法

夢をかなえる勉強法

 一時間位で読める。「へぇ〜」と思うようなアイデアも多くて面白かった。
  
 例えば、彼の主宰する法曹養成塾「伊藤塾」では、授業初日に合格体験記を書かせるらしい。合格した場面を想像することは、ゴールのイメージトレーニングをすることに他ならない。ゴールをはっきり見ることで、そこに向かっていく自分のイメージを落ち着いてとらえることができ、自分の現実とゴールとのズレに、うまくチューニングした合理的な勉強ができるのだ。
  
 具体的に実践しようと思ったのは、書籍の目次ページのコピーを使った勉強法。全体像を確認・把握しながら勉強することは、ひとつひとつの知識を有機的に結び付けて体系化することに繋がり、効率の良い合理的な勉強法だという。
 
 あと、印象に残ったのは、スランプというのは、邁進するが故に視野が狭くなって、自分の周囲の小さな世界やひとつの価値観にこだわってしまい、その範疇での自分の失敗ばかりに目をやってしまう状態だという話だ。そこで、世界の広がりを感じるために、東京タワーのような高いところから街を見たり、世界史の年表を眺めてみたり、他人の行動を観察して色々な生き方があることを実感してみたりすると良いらしい。
  
 以下に、印象に残ったフレーズを紹介しておく。

  • 能力×気力×勉強法。
  • 自己満足こそが人を成長させる原動力。
  • 本質を一言で言えないのは、わかっていない証拠。
  • 部分の失敗を全体に広げない、一時の失敗を永遠なものと思わない。
  • 人生の目標は何か? それはなぜか? そのために何をしているのか?