第一回MaxVision東京Div勉強会

  
 今日は、MaxVisionが主催する勉強会に参加してきた。団体のゼネラルマネージャーを務めている経営コンサルタント・柳生雄寛さんと、Fan and companyの取締役を務める中村洋介さんの講演を聞く。
  
 柳生さんの話は、ビジネスを学ぶ際の心構えを説く内容。たとえも身近で分かりやすく、関西弁交じりの早口マシンガントークは面白くて飽きなかった。しかも、今日から早速、学びの姿勢に変化を起こすことができる話だった。
 
 私自身も何冊も持っているけれど、マーケティングだったり、マネジメントだったり、ブランディングだったり、ロジカルシンキングだったり…ややこしそうな横文字を冠した学習書が巷には溢れている。そういう書籍は大いに売れているけれど、実際の仕事や生活などにはほとんど活かせていない人が多いよね。(それは、高校までの受験勉強を思いだしても然り。) その壁を乗り越え、生きた勉強をするための心構えを教えてもらった気がするよ。著作権フリーとのことなので、講演内容を一部だけ紹介してみる。
 

  • 絶対的・相対的、という視点を持つことは重要だ。例えば、私が名前すら思い出せない高校の同級生。彼は、絶対的な事実としてこの世に生きてはいるけれど、相対的な観点でいうと、私にとっては死んでいる。一方で、織田信長豊臣秀吉はどうだろう。当然、絶対的には死んでいるが、相対的には、私にとって生きていると言えるのではないだろうか。
  • 思う・憧れる、という段階から、目標として決める段階に行った者が成功する。例えば、セレブの生活を見て年収1億円くらいあったらいいなぁ、と、ただ単に思っているだけでは、いつまで経っても年収1億円にはなれない。達成のためには、それを目標として決め、分解して考えてみることが重要である。例えば、年収1億円って時給に直したらいくらなのか? 12ヶ月で割って約800万円、月の労働日数は20日くらいだから1日40万円。これで1日8時間働くなら、1時間5万円なのだ。この計算をし、自分が1時間5万円の報酬をもらえるだけの価値をどうやって生み出せるか・提供できるかを考えてみたらどうだろうか。

 
 後半の中村さんの講演は、ロジカルシンキングや仮説思考に関するレクチャーだった。お話の中で、彼自身の会社が新卒採用ビジネスで犯した失敗や、ネット広告のビジネスモデルなどについて、かなり具体的で生々しい話を聞けたのが面白かった。
 

  • ゼロベースでの思考、すなわち、当たり前に受け容れられているルールを疑ってみることの重要性。他にオプション(選択肢)がないか検討する中で、自分たちのビジネスが新しいルールを作ることができれば、そのビジネスはユニークで強い。